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時効制度というのは、時間の経過によって今まで存在していた権利が消滅したり、逆に今まで無かった権利を取得することです。
しかしどんな権利でも消滅してしまう訳ではなく、一定期間継続した事実状態があり、且つその事実に基づいて形成された法律関係については一定の法律上の保護が認められ、永続的に保護される事になります。
このような保護の尊重がされた時効は「取得時効」と分類されます。

具体例を挙げると、真実の権利者であるAの土地について、Bという人物が自分の土地と誤信、若しくはAの土地と知りながら家を建てた場合、時効として考える時はBは土地を占有していると表現します。
取得時効には「占有状態を有している」という要件があるので、Bはこの土地に対しての取得時効を有しているという事になります。

Bがこの土地に家を建てている事で第三者が「Bが家を建てて住んでいるからBの土地だ」とBを信頼し、その信頼のもと土地を借りたりお金を借したりという関係が発生すると、民法はこの信頼関係を「一定期間継続した事実状態」とします。
すると民法上でも土地の所有者はAではなくBと認められ、取得時効が成立した状態になります。

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